mubeのブログ

猫とハンドメイドと病とリハビリ

役割も大事かな

父が10年くらい前に脳梗塞をおこして、幸い手術はせずに、リハビリ入院した時に、私はペーパードライバーを卒業しました。

父がリハビリ入院している間に、近所に住む宅配ドライバーをしていた友人に、3日間みっちり車の運転を叩き込んでもらったおかげです。

父が退院する時は車で迎えにいったらビックリしてました。

同時に喜んでくれました。

父は車が好きです。運転も好きです。
同級生の友人にいったら眉をしかめられるかもしれませんが、まだ現役ドライバー。

いわゆる「高齢ドライバー」というやつです。

癌がわかってからも、自分でハンドルを握って病院に行っていました。

でも、少し前から「?」と思う事が増えました。
以前は後部座席に私は乗っていましたが、今は助手席で目を光らせています。

連日の暑さも手伝って、父もしんどい日が多いらしく、病院以外の買い出しやら母の仕事先の送り迎えやらは私が行っています。

次の免許証の更新はしないといってました。
明後日の病院も、運転は血圧が上がるから私にしてくれといってきました。

けど、明日の私の仕事先へは車で送ると。

「暑さでお前が倒れたらどうする。大丈夫、元気だから。」と。

今まで父が車を出してきたこと、全部とっちゃうのも、どうなのかな、と思いました。

先週の抗癌剤治療の説明を受けに行ってから、父は外に出ていません。庭にはぶらっと出るけど、テレビを見ているか猫と遊んでるか寝てるか。

知らせを受けて、妹、姪っ子、甥っ子が来てくれて楽しそうにもしてました。

焼き肉をした時はいつもどうり、焼き肉奉行に徹してました。

なにか、一つくらい、役割を置いておいたほうがいいのかな。

癌とわかってから、少し、寂しそうです。

私にはべたべたに甘いのです。

私が外に出かける事をとても喜びもしますが、同時にとても心配もします。

私の仕事先まで車で10分たらず。
右折2回、左折1回。踏み切りが2つ。

調子の良いときは送ってもらおう。
こもりっきりより、気分転換と役割を感じてもらえるなら、いいよね?


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