mubeのブログ

猫とハンドメイドと病とリハビリ

老いては子に従ってくれ。

先週の抗がん剤治療の2日後から、父の体調、機嫌共に最悪です。

 

いつもなら2日くらいで、ちょっとだけ元気に戻るのに。

 

原因はわかってます。食いません。本当に食べません。

「しんどいから」「まだいい」「後でいい」

「起き上がれないからあとで食べる」「食べられないって言ってるだろ」

 

明日、病院にまた抗がん剤治療にいきますが、今日、寝るまでに食べたものといえば・・・・。

 

バナナ3本、ヨーグルト3個、四個パックのちっちゃいゼリー2個、おかかのおにぎり半分、インスタントの卵入りワンタンスープ2個、キュウリの浅漬け、お粥お椀の半分、白米仏壇に供える程度、カステラ6切れ、野菜スープ3杯、黄桃の缶詰半個、リンゴ三分の一、クス湯4杯、経口栄養剤3本。卵豆腐3個。

 

これが6日に分けて父の胃袋に入った食糧です。

 

「たちくらみがするんだよ」  あたりめぇだ。

「力が入らない」  当然だろ

「食べる気がしない」  食えや。

 

母がゴミ出しや庭でお花の手入れしてれば「どこいってんだよ、何も食べてねぇんだよ」と。

母が「何か食べる?お粥作ろうか?」と作ってあげればほとんど手も付けない。

心配して「あれ食べる?これは?食べなきゃだめだよ」といえば「食べられないんだよ!」とすぐキレる。

 

食べられない辛さ、抗がん剤の副作用の倦怠感、わかりますよ。しんどいよね。辛いよね。

でもな、母に言って作ったものをほとんど食べないってなんなの。

食べたいっていうから買ってきたのに、後で食べるって食べないじゃん。

 

流石に母も私もキレました。

「家にいたって食べないでどんどん痩せていって食べられないなら入院するしかないんだよ?入院したいの?」と。

 

ぶっちゃけた話、機嫌の悪さと悪態に母も私も疲れました。(私には悪態つかないのが更にイラッとする。)

身長175以上あるのに体重が40キロって本当にやばいでしょ?

 

「これ以上、食べたくない、食べられないなら先生に言って入院にするから。先週、先生に言われたこと全然守らないし、私らの言うことも聞いてくれないならどうしようもないんだからね!」とはっきりいいました。

 

病人というのは我儘になるものです。父の場合、母がいないと何もできないくせに言うことやること全てただの駄々っ子になってます。結局、私がなだめすかしてご機嫌とって、母にも構いすぎるな放っておけばいいと言ってるのに黙っていられない性分の母はわざわざまた余計な世話を焼くから、さらにつけあがる。

 

けっっっっっっこうもう、限界です。

 

可愛いポーズや仕草を見せてくれている猫たちがいなければ、きっともっと殺伐としていたことでしょう。

 

一家の大黒柱ということを理解しているのか、母が仕事があったころ、父の夕飯のご相伴を預かっていた最長老の猫だけが、父の傍を離れなくなりました。

もともとは母にべったりの猫だったんですけど、今は父と母の布団の真ん中に陣取って夜は眠っています。

昼間、父が寝ているときは父の布団にうずまっています。(ちっちゃい子なので埋もれちゃうの。)

他の猫たちまで父の機嫌をうかがってるんだよ。見ててわかる。

 

明日(もう今日だ)先生に暴露してきます。父は恐ろしいほど外面がいいので先生の前ではすごく素直。

もう戦いに行く覚悟です。

 

父が態度を改めてくれないと、母が折れます。私より逃げ場がないし基本末っ子我儘気質で撃たれ弱いので。

 

私も鬱状態にドーンと底なし沼にはまる日も多々あるので。

共倒れだけは避けなければです。

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我が家の最長老18歳の嬢王