父の抗がん剤の治療のためには午前8時に車で家を出発しなければなりません。
車で30分の所に病院があるのです。
車を30分、しかも父を載せてということで、それだけでも気力が必要です。
心療内科で入眠剤と鬱の薬、パニック障害のための体のこわばりが出ないようにする薬、精神を安定させる薬。
この6種類の薬は眠気が残る場合があるので、車を運転する前には必ず2時間前に置きます。
起き抜けは頭がボーっとして集中力も無くて気分も最悪なことが多いのですが、2時間、軽くヨーグルトや小さめのパン、コーヒーに栄養ドリンク、温かいカップスープを飲んで少しづつ頭をシャッキリさせていきます。
病院について、初めに父は血液検査をします。
体調が悪いとできないからです。
いつもは30分くらいで結果が出るのに看護師さんが取りこぼしていたらしく1時間たって「まだですか?」と聞いてみたら「あ、もう出てますね」と・・・・。
その長い待ち時間の間に父の具合が悪くなってしまいました。
歩行での診察室までは無理ということで車いすをお借りしました。
なんだかなぁ・・・・。
私が父を載せた車いすを押すなんて考えたともありませんでした。
主治医の先生からは、寒いのは痩せて保温してくれている脂肪がないから、とか、寝たきりになりたくなければ、もっとご飯を食べて、動けるときは動かなきゃだめですよ、とダメだしをくらっていました。
抗がん剤の点滴の最中に湯たんぽを買ってきました。
足が兎に角寒い冷たいというので。
効果は絶大。
あしもとがぬくぬくポカポカでかなりお気に召したようです。
でもやっぱり、朝早いのが辛いなぁ・・・・。