先日、母に対して毒づきましたが、我が家の庭と家の中には母の育てた花でいっぱいです。
陽当たりの良さは自慢できるほどの我が家なので、春夏秋冬、季節ごとの花が次々と花開いていきます。
春は色鮮やかな花が「見て見て！」とばかりにそれは競い合うように咲き乱れています。
一番、種類が多いのはやっぱり春ですね。
母がガーデニングにハマりだして、何年たつのかは覚えていませんが、毎年増えて行っていると思います。
花屋さんに勤めていたわけでも、フラワーアレンジメントなどお花の教室やスクールに通ったこともありません。
園芸雑誌を読み、テレビのガーデニング番組をみて、ホームセンターの園芸コーナーで育て方を聞いたりして育てているようです。
栄養剤やら腐葉土やら害虫駆除の消毒剤、プランター、植木鉢と色々揃えて、毎朝、起きて庭に出てそれこそエンドレスで時間を忘れるほどお花をかまっています。
たいして広い庭でもないし、何をしてたらそんなにやることがあるの？と、育て方を全く知らない私からしてみると思うのですが、手をかければかけただけ綺麗にお花が咲くのだそうです。
なので、毎年、母の日、母の誕生日には鉢植えのお花をプレゼントしています。
暫く、お家の中で花を咲かせたあとに、庭の植え込みやプランター、根が絡まないように鉢分けされたりして、また翌年綺麗な花を咲かせてくれています。数年前プレゼントしたカランコエというお花は、我が家にあるのと知り合いやお友達に分けてあげたのを合わせると軽く十数鉢にはなってるみたい。
母は6人兄弟の末っ子。我儘で時々とても無神経で大雑把なところがちらほら出ます。
私は長子で長女。妹もいます。子供のころから「お姉ちゃんでしょ」と「病気ばっかりして大変だったんだから」と言われ続け、誰にも文句を言わせないように鎧を着こんで生きていました。「良い子でいる」ことを前提にしていたので色々パンクしちゃって、遅れてきた反抗期をこじらせてしまっています。
「このやろー！」としょっちゅう思いますが、「私が大人にならなきゃ」とグっとこらえることも多々あります。たまに売り言葉に買い言葉でぶつかりますが、母は一晩寝るとケロリと忘れてしまっています。忘れたフリをしているのかもしれませんが？そんなに器用じゃないか。
まぁ、私はしつこいのでケロリとされていると逆に腹が立つんですけどね・・・・・。
でもね、母の育てた花たちは綺麗です。癒されます。
夢中になってお世話してもらったから、一生懸命咲いたよって花たちの声が聞こえるようです。
綺麗に咲けて良かったね。
見ていて飽きません。
美しいものは、綺麗なものは綺麗です。
