mubeのブログ

猫とハンドメイドと病とリハビリ

何と闘っているのかな

日に日に、東京都のコロナ感染者が増えて行って世界中で不要不急の外出自粛要請が続いています。

 

昨日は、久しぶりに仕事先で5人の人と会話ができました。

 

何日ぶりだったのかな。

「わぁ!久しぶり~!」と一定の距離をとっての挨拶とおしゃべり。

 

仕事先は冠婚葬祭を扱っている建物なので、自粛キャンセルが多発しているため、勤務が無くなる人たちが多数です。それでもコロナでなくとも人は亡くなるし、挙式の見学、延期の相談にお客様はいらっしゃるので扉は開けておかなければなりません。お陰で、私も出勤できています。

 

昨日は親族家族のみのとても小規模な挙式があったので、久しぶりに出勤したなじみのメンバーの顔を見ることができました。

 

3月後半はタイムカードを押しに行くとき、業者さんが出入りするとき、廊下で誰かとすれ違ったとき、

「お疲れ様です」「ご苦労様です」

この二言しか口にしない日々が続いていました。

 

建物の中はシンと静まりかえって、誰かの足音が聞こえるだけでホッとするような、そんな寂しさと恐怖とでいっぱいでした。

 

前はスーパーにいたのですが、忙しい中でのお客様への対応、いつの間にか張り付いてしまった作り笑いと笑顔、人間関係に疲れてしまってパニック発作の回数が増え、鬱が悪化し、半年お休みして、一人でコツコツできる今の職場にたどり着きました。

 

元々、一人で黙々と何かをすることが好きだったので、それを孤独と感じることはなかったんですが、なんでしょうね?

 

久しぶりに人とおしゃべりできて、とっても楽しかったし安心しました。

 

とはいえ、おしゃべりの内容はコロナのことや仕事の話が殆どでしたけど。

ヒマだからできることを今、やっちゃおうみたいな。( ´艸`)

 

一人暮らしのバイトの女の子が、大学も休みだけどウィルスを運んだりもらったりするかもしれないから地元にも帰れない。バイトもキャンセル続きだし自粛もあるから遊びにも行けなくて何をしたらいいのかわからない、そんなことを言っていました。

 

大人になったら、社会に出たら、できないこと。

卒業式や入学式、追い出しコンパ、サークルの活動や合宿、遊びに行ける長い休み、長い人生の中の今しかできないことを大学生の彼女や学生さんたちは自粛というお願いでできなくなっているんですよね。

 

心配だよね。寂しいよね。楽しくないよね。大丈夫かな。

でもできる事を、自分を守ることをするのが精一杯。

 

毎日テレビのニュースで見ているから大変なことになっているのはわかる。

刻々と状況は変わっていくから耳を澄まして状況を判断しなくちゃいけない。

いつ自分がウィルスの保持者になるかわからないから常に自衛もしなくちゃいけない。

 

でも、いつになったら、いつまで我慢しなくちゃいいのかわからない。

 

いつになったら、みんなで集まって笑っていいのか誰か教えてください。

 

そんな独りぼっちでいるような孤独とも闘っているような気がします。

 

コロナの影響で自粛のなか、こっそりと晴れ姿を近しい家族にだけみてもらった、たった1時間ほどの挙式でした。

それもなんだか、とっても申し訳なさそうに。

本当なら、お友達や会社の人たち、遠くの親戚にもお祝いしてもらいたかったと思います。

 

とても華やかで綺麗なドレスが次に選んでくれる花嫁さんを待っているドレスルーム。

沢山のお祝いの笑顔に包まれるはずの挙式ホール。

 

2週間前に清掃業者さんがかけてくれたワックスの匂いがまだほんのり漂い、床はピカピカのままです。

 

お祝いのお客様のかわりに消毒の業者さんの入る回数が増えました。

 

今月もまだよくわからない不安と見えない敵と闘わなくてはならないいんだろうな。

 

結構、しんどいです。